海沿いの家の改修が始まりました。
借主は奄美大島の南部で広域医療連携に取り組むお医者さんです。
住居は別にありますが、ご自分の南部での医療活動に加え、
研修医やヘルプ医療従事者の滞在先としても活用する予定です。
せっかく奄美大島で働くなら、島の過疎の医療現場を知ってもらうとともに、
島の楽しみも体験して欲しいと海沿いの家を借りました。
パッと見からも分かるように年代物ですが、
空き家歴は短く、島では優良物件と言えます。
それでも、天井板にシミ、つぎはぎ板の廊下、訳の分からない虫の卵、
黒光りする巨大ゴキブリ、外が垣間見れる内壁、
奥底が見えないぼっとんトイレなど、田舎の家の代表的な事象は
各所で見られます。
公的支援は一切ない滞在ハウスなので、家の改修費は最低限に抑えたい。
でも、島ライフを知らない医療関係者が虫や自然に驚いて
逃げてしまうような状況は防ぎたい。
カッコよく仕上げたいところですが、暮らすために必要な設備改修が先です。
予算とも相談しながら、ざっくり最初にどこを重点的に改修するかを決めて、
滞在する医療関係者の使い方が見えてから段階的にレベルアップすることにしました。
ということで、次回は家の中の総点検の様子をお伝えしますね。