2017年度活動報告(動画)~空き家のサブリース編~

2018年7月19日

当NPO法人の1年目の活動を映像でご紹介します。

その2:空き家を直して、移住者家族に借りて頂きました!@奄美大島

龍郷町の荒波(あらば)地区にある築100年以上の家。

住み手が見つからず1年半放置されていた空き家には、シロアリが住んでいました。

NPOは、家主から「転貸借可」「原状回復義務なし」を条件に家を借り受け、最低限の修繕とシロアリ駆除を行い、未登記物件であることのリスクを伝えたうえで、家探しに困っていた島外からの移住者家族に転貸しました。

2017年度活動報告(動画)~空き家のDIY改修編~

2018年7月18日

当NPO法人の1年目の活動を映像でご紹介します。

その1:空き家のDIY改修を借主と一緒にやってみました奄美大島

奄美大島南部で医療連携をすすめるお医者さんが、地域の拠点づくりのために空き家のDIY改修に挑みました。

今後、NPOがDIY改修でどんな貢献できるかを考えるために、現状回復義務なしなどの家主さんとの契約事項確認、集落への挨拶なども含め、最初から最後まで一緒に取り組みました。

内壁崩しの続き

2018年5月24日

前回の内壁ではお伝えしなかった、発狂寸前の内壁がありました。

台所の反対側にある内壁を剥いでみると、黒カビっぽく見えるシミ。

これ、ゴキブリの痕跡らしいです。

前回はヤモリの卵を学習しましたが、「ヤモリの卵なんて、軽い、軽い!」と言えるくらい、この後、この黒いシミの連続となりました。

ぼっとんトイレをふさぐまで、トイレと洗面所の壁は崩すのを先延ばししましたが、

洗面所の左横の壁は壊すことにしました。洗面所の左隣は廊下です。

綺麗に掃除されているように見えますよね。では、壁を壊していきましょう。

黒い塊は、ゴキブリのフンです。うーん、集団生活の賜物の厚みです。うううううぅぅ。でも、ここで怯んでいてはDIYリフォームはできません(私は100%怯みましたが・・・)

次は、コンパネ床外しです。

剥がしてみて、「!!!」

納戸のコンパネの下は、すのこぐらいの強度しかない薄すぎる板でした。

廊下のコンパネの下は、何とベニヤ板!ベニヤ板を外してみると
根太(横にある棒)の下は地面でした。


同じ家なのに、構造や施工方法が場所によって違い過ぎるのは、長年に渡り様々な人が思い思いに増改築したせいなのかな。

今回のリフォーム対象エリアで、トイレ回りを除き、天井板、内壁、床を剥がすのに要した時間は、3人×1.5日。

廃材は軽トラ3杯分程度。皆様の寄付のお蔭で、空き家改修は進めていけます。ありがっさまりょうーた!

 

改修を始める前にやるべきこと

2018年5月19日

どんどん、ガシガチ壊していますが、実は改修を始める前にやったことがあります。

それは、

①大家さんに改修プランを事前に相談すること

②近隣の方々にご挨拶をすること

③区長さんにご挨拶をすること

田舎の相対物件でありがちな怖い話が大家さんと借主とのトラブル。

「何をやってもいいって言ってたじゃないか!」

「こんなに変えちゃう前に一言言ってよ!」

「古い家だから、好きなように変えていいよ」と言ってくれた大家さんでも、ご自分の実家が元の家と全く違うようになってしまうことを想定していない場合もあります。

お互いの勝手な思い込みが不幸な行き違いになる前に、やりたい改修プランは大家さんにも事前に了解を得ておく方が無難です。

田舎は人間関係が濃いのが当たり前。どんな人が越してくるのかは、全員が興味があります。だから、最初に自己紹介に行きましょう。困ったことがあれば助けてもらえるかどうかは、自分から周囲の人に知ってもらうことをするかに掛かっています。

区長さんとは自治会長さんと同じで、集落の代表者。区長さんにご挨拶に行くことで、集落の行事、ルール、集落費(≒自治会費)、ごみの捨て方などを教えてもらえます。

内壁外し

2018年5月18日

天井を剥いだ後は、内壁を壊していきます。

使わない納戸も壊します。

骨組みだけにしたら、今度は釘やねじを外していきます。大工さんが作ったにしては、やたら釘が打たれ、釘のすぐ横にスクリューネジが打たれていました。

柱を外したら、ヤモリの卵の殻が大量に見えてきました。

うえぇ~なんて言ってたら、古い家には住めません。

納戸の天井も外します。

「あれ?板が外れない!」

何と、トタンが入っていました。昔、外だった部分でもないのに、使われている理由が分かりません。

そして、やっぱりシロアリ、食べていました。

食べられた部分を削いでいきます。

見事な食べっぷりでした。構造的には、細くなった柱でも大丈夫そうですが、どうお化粧していくかの課題が追加されました。

天井板外し

2018年5月14日

畳上げが終わったら、今度は上から下に剥がせるものを剥がしていきます。天井板外しの前に、サッシを外し、ふすまを外し、付いていた照明を外します。

天井板外しとは、早い話が、天井を壊す!です。

バールやハンマーを使って、天井をバシバシ壊していきます。当然、いろんなものが降って来るので、防塵マスク、防護メガネ、つなぎや合羽は欠かせません。

最初はちょとしか見えなかった屋根や構造が徐々に見えてきます。 

天井が見えてくると、いろいろなものも見えてきます。

構造には全く必要ない、天井板を載せるためだけの板が沢山ありました。

それらを取り除いていくと、躯体として必要な構造が良く見えてきます。

「あ、シロアリに食われてる!」

昔の木材の上に、いい加減に手を加えた部分(おっと失礼!)が食われていました。古い家の古い木材はシロアリに食われにくい木が多いのですが、戦後に増改築した時に使用された材木はシロアリの好物のようです。

当初の予定では、構造を露出させるところまで考えていませんでしたが、シロアリに食べられているので、構造に関係のない木材を外し、シロアリの食われ方をチェックしていくことにしました。

押し入れのベニヤ板は比較的新しかったので、そのままにしておくつもりでしたが、一応屋根裏を調べることにしました。

 

「あ、きれいだ!」

ちなみに天井板を壊さないで屋根裏を調べる時は、自撮り棒が便利ですよ。

屋根回りのシロアリは思ったほどひどくなかったので、改修の際に防腐剤を塗布することにしました。

次は内壁です。

畳上げ

2018年5月13日

古い家の改修か所を探すには、既存設備が動くかどうか、躯体は傷んでいないかを見ることになります。電気は契約することで分かりますが、浄化槽やプロパンガスは専門業者に見てもらいましょう。

海沿いの家は電気の屋内配線はやり直し、汲み取りトイレは潰して、新たに水洗洋式トイレと合併浄化槽を入れることにしました。ちなみに合併浄化槽がない家は生活用水が垂れ流しになっています。

専門業者にお任せするところはお任せし、躯体チェックはまずは自分たちでやってみることにしました。見えないところを見えるようにする=畳を上げ、内壁を外し、天井板をはがしていきます。

今回の改修では古い寝起きする場所を優先し(緑枠内)、台所、洗面所、浴室は新しく増築されたと思われるので、設備の不具合チェックと徹底掃除をすることにしました。

まずは躯体チェックの作業準備から。手袋、防塵マスク、防護メガネ、つなぎか合羽、帽子は欠かせません。本当にいろんなものが降ってきます。

最初に畳上げです。

    

山裾の家では、「あれ、この畳、軽すぎる!」がありましたが、今回の海沿いの家の畳は重かった=畳はシロアリには食べられていなかったです。よかった!

一見、綺麗に見える床板ですが、ヤモリの卵の殻がたくさん、割れてしまっているところもありました。

畳がなくなったら、次は天井板外しです。

 

 

”海沿いの家”のプロフィール

2018年5月12日

海沿いの家の改修が始まりました。

借主は奄美大島の南部で広域医療連携に取り組むお医者さんです。

住居は別にありますが、ご自分の南部での医療活動に加え、

研修医やヘルプ医療従事者の滞在先としても活用する予定です。

せっかく奄美大島で働くなら、島の過疎の医療現場を知ってもらうとともに、

島の楽しみも体験して欲しいと海沿いの家を借りました。

パッと見からも分かるように年代物ですが、

空き家歴は短く、島では優良物件と言えます。

それでも、天井板にシミ、つぎはぎ板の廊下、訳の分からない虫の卵、

黒光りする巨大ゴキブリ、外が垣間見れる内壁、

奥底が見えないぼっとんトイレなど、田舎の家の代表的な事象は

各所で見られます。

公的支援は一切ない滞在ハウスなので、家の改修費は最低限に抑えたい。

でも、島ライフを知らない医療関係者が虫や自然に驚いて

逃げてしまうような状況は防ぎたい。

カッコよく仕上げたいところですが、暮らすために必要な設備改修が先です。

予算とも相談しながら、ざっくり最初にどこを重点的に改修するかを決めて、

滞在する医療関係者の使い方が見えてから段階的にレベルアップすることにしました。

ということで、次回は家の中の総点検の様子をお伝えしますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DIY物件第1号 改修時間は100時間

2018年4月15日

約13坪の木造一軒家の改修や管理にかけた時間は、100時間でした。

床は釘打ちしてないし、電気工事もしていないし、改修の余地はかなり残したままですが、借り手が付いたので改修はここまで。

あとは、借りてくれた移住者の方がコツコツ手直しをしながら住むことになります。

サブリース契約の内容については、またこのブログで丁寧にご紹介しますね。

移住者引渡直後の室内

<100時間の内訳>
改修:約50時間(約7日間)
草刈りや清掃等の管理:約50時間(約7日間)
トータル100時間(14日間)

<主な改修内容と時間>
・屋根補修(数か所):30分(セミプロボランティア)
・お風呂の壁の取り付け・防止処理:3~4時間(セミプロボランティア)
・トイレドアの取り付け:2~3時間(セミプロボランティア)
・天井板外し&玄関天井のペンキ塗装:10時間
・コンパネ床づくり(20畳)防腐剤塗布&ウッディーガード塗装:17時間
・梁のペンキ塗装:2時間
・外壁(畳2畳分くらい)修繕:2時間
・雨戸(2枚)修繕:2時間
・網戸(1枚)補修:1時間

DIY物件第1号 購入した資材と消耗品

2018年4月14日

約13坪の木造一軒家の改修のために購入した資材と消耗品をご紹介。

<改修内容>
・屋根補修(数か所)
・お風呂の壁の取り付け
・トイレドアの取り付け
・天井板外して、玄関天井のみペンキ塗装
・床を畳からコンパネ床(20枚)にして、防腐剤塗布&ウッディーガード塗装
・梁のペンキ塗装
・外壁、雨戸、網戸補修

資材約4万6千円、消耗品費3万9千円、合計8万5千円でした。

資材 単価 数量 価格(税込み)
杉荒材 2m*3cm 328 1 328
杉荒材 354 1 354
白木仕上げ材 1,944 1 1,944
杉材(雨戸レール用) 550mm×2m+あて木 750 1 750
杉板(外壁用) 65mm×2m 540 3 1,620
ガルバリウム板(風呂の壁用) 1,700 1 1,700
風呂ドアのガルバリウム貼/3mm合板 2,750 1 2,750
3×6構造用コンパネ 1,350 20 27,000
塗装コンパネ 2,052 3 6,156
15mm角材 19 8 150
ステン釘 471 1 471
ステン釘 491 1 491
ステン釘20mm 756 1 756
ステン釘 1kg 1,296 1 1,296
ベニヤ用釘 220 1 220
消耗品 単価 数量 価格(税込み)
養生シート 972 2 1,944
養生テープ 378 4 1,512
白セメント 2kg 678 1 678
洗面器(セメント用) 108 1 108
バケツ(セメント用) 108 1 108
変成シリコン300ml クリア 276 5 1,380
シルバーコーキング 432 1 432
コーキングガン 626 1 626
網戸網(1枚) 368 1 368
網戸網張替道具セット 1,274 1 1,274
防腐剤(クレオソート2キロ) 2,128 1 2,128
防腐剤(クレオソート1キロ) 1,267 1 1,267
ハケ 70mm 216 1 216
ペンキ(1.6L) ミルキーホワイト 2,249 1 2,249
ウッディ―ガード 12,666 1 12,666
うすめ液 432 1 432
ニューホワイト(床の保護塗料) 5,381 1 5,381
ローラー+バケツ 1,454 1 1,454
ローラーハンド(大) 432 1 432
ローラーハンド(小) 413 1 413
ローラーの毛(小×2) 501 1 501
ローラーの毛(大) 383 1 383
ローラー受け皿 717 1 717
カラースプレー(茶) 737 2 1,473
スプレーボンド 737 1 737