田舎のおばあちゃんの家に泊まる感覚でお使い頂く、1棟貸のしま暮らし体験ハウスです。奄美大島紬を紡ぐ機織り機もゲストの皆さんを歓迎します。
島暮らし体験ハウス・なかほ は奄美大島北部の太平洋と山に囲まれた静かな中戸口(なかとぐち)集落のど真ん中にあります。太平洋に面しており、古くから海に開けた集落です。下戸口集落・中戸口集落・上戸口集落の総称が「戸口」で、宿の名称「なかほ」は中戸口の方言名です。近くには戸口川が流れ、コノトリの飛来が見られたり、上流ではタナガと呼ばれる川エビ捕りが楽しめます。
太平洋に面した磯場は全国の釣り好きも訪れるほどの釣りのメッカ。広大な干潟は島内有数のイザリ(※)の場所としても知られています。
歴史を見ると、壇ノ浦で源氏に敗れ落ちのびた平家にまつわる伝承が多く残り、平行盛を祀った「行盛神社」や、海を一望できる小高い丘で、かつて平家が城を築いたと言われる「ヒラキヤマ」などがあります。
戸口集落は、奄美大島紬の工程がすべて残るといわれている唯一の集落で、運がよければ糊張り、はえばた、締め機、織りなど珍しい作業現場に出会うことができます。また、ふたつの泥染工房があり、操業と同時に白煙が立ち上る風景は、戸口ならではでしょう。
約280世帯、560人口が暮らしています。小学校が1校あり40名ほどの児童が学んでいます。