畳上げが終わったら、今度は上から下に剥がせるものを剥がしていきます。天井板外しの前に、サッシを外し、ふすまを外し、付いていた照明を外します。
天井板外しとは、早い話が、天井を壊す!です。
バールやハンマーを使って、天井をバシバシ壊していきます。当然、いろんなものが降って来るので、防塵マスク、防護メガネ、つなぎや合羽は欠かせません。
最初はちょとしか見えなかった屋根や構造が徐々に見えてきます。
天井が見えてくると、いろいろなものも見えてきます。
構造には全く必要ない、天井板を載せるためだけの板が沢山ありました。
それらを取り除いていくと、躯体として必要な構造が良く見えてきます。
「あ、シロアリに食われてる!」
昔の木材の上に、いい加減に手を加えた部分(おっと失礼!)が食われていました。古い家の古い木材はシロアリに食われにくい木が多いのですが、戦後に増改築した時に使用された材木はシロアリの好物のようです。
当初の予定では、構造を露出させるところまで考えていませんでしたが、シロアリに食べられているので、構造に関係のない木材を外し、シロアリの食われ方をチェックしていくことにしました。
押し入れのベニヤ板は比較的新しかったので、そのままにしておくつもりでしたが、一応屋根裏を調べることにしました。
「あ、きれいだ!」
ちなみに天井板を壊さないで屋根裏を調べる時は、自撮り棒が便利ですよ。
屋根回りのシロアリは思ったほどひどくなかったので、改修の際に防腐剤を塗布することにしました。
次は内壁です。