晴れの日の風景

2019年12月30日

一世を風靡したと言っても過言ではない”大島紬”。

昭和40年代から50年代初めにかけて、島の一大産業として島の経済を支えてきました。

その頃は、晴れた日にはあちらこちらで見られたのが「糊張り」の風景。

30以上にも及ぶ大島紬制作工程の最初の工程です。

決められた本数の絹糸がバラバラにならないように、糊で固める作業です。

ちなみに、この風景に出会えたら、この日は99%「晴れ」です。

なぜなら、雨に濡れたらかなりの手間がかかる作業が台無しになるから。

そんな風景が、match guest house(まっちゲストハウス)近くの川沿いにも残っています。

6本の束ねた絹糸を糊で固めてきます
イギスという海藻を使た糊
糸の長さは99尺(30メートル)