マッチゲストハウス

2024年9月14日

ゆっくりとシマを堪能するための1棟貸のゲストハウスmatch guest houseは、奄美大島北部の龍郷(たつごう)集落にあります。

奄美空きやラボ

match事業部
〒894-0321鹿児島県大島郡龍郷町龍郷字港271
☎070-6656-0278(佐藤)

コンセプト – concept –

 

空き地×規格住宅Xシマ
「空き地に規格住宅のモデルハウス兼ゲストハウスを建てる!」プロジェクトとして建設しました。
シングル・カップル向けの規格住宅のモデルハウスをシマ(集落)とお客様をつなぐゲストハウスにしました。
ご自分に合った暮らし、住まい、仕事を心ゆくまで探索する拠点として活用ください。
マッチゲストハウス夜風景
match guest
houseは、本龍郷と呼ばれる龍郷集落の中にあります。西郷隆盛が3年間に渡って謫居(たっきょ。配流のこと)し、愛加那(あいかな)と暮らした地でもあります。
かつては多くの人が暮らし、多くの子どもが龍郷小学校に通い、集落内の人々が「集落内に保育所が欲しい」とお金を出し合い、土地を購入、その土地を龍郷町に寄付し、保育所も建設されました。
でも、高度成長期以降、過疎が進み、集落から子どもが消え始め、一人暮らしの家が増え、空き家や空き地が目立つようになってきました。
世帯数、児童数
小学校は存続していますが、保育所は通所する幼児の減少により役目が終わり、建物も取り壊されました。雑草が生える空き地は、集落民が訪れることがないもの悲しい場所になってしまいました。私たちはこの保育所跡地を町から借り受け、規格住宅を建設することにしました。
空き地風景
保育所の建物がなくなってからは、ずっと空き地になっていました。

地鎮祭
地鎮祭 2019年7月

棟上式棟上式 2019年10月

完成祝い1
完成祝い1完成祝 2019年10月

壁の落書き

保育所時代の落書き

match guest houseが完成し、集落の人達からも祝福を頂くともに驚きのコメントもいただきました。

「保育所跡地の周りは真っ暗だったのに、灯りがともるようになって本当に幸せ。」
「泊まる方たちと出会って、お話しできることが楽しみだわ。」
ゲストの利用ばかりでなく、集落のお年寄りからは台風の時に避難したいという申し出もありました。

壁の落書き

NPOの役割

私たちは遊休不動産を流動化し、移住したい人や滞在したい人に住まいを提供する環境を整えることを目的に設立したNPO法人です。

あまみ空き家ラボ~の理念

住みたい人・滞在したい人がいるのに
住んでほしい人・
滞在してほしい人がいるのに
家は足りず
空き家や空き地は増える一方

私たちNPOは、課題解決型NPO
ひとつひとつの課題を
奄美群島の人たちと一緒に解決しながら
住みたい人・滞在したい人、
住んでほしい人・
滞在してほしい人たちのニーズを
満たしていきます

目指すのは、
島の使われていない空き家や
空き地を減らしながら、
島に来る人、島にいる人が
幸せになるプロセスを
担っていくことです

奄美群島の空き家事情

奄美の島々の空き家をたくさん見て、何とか活用できないかを考えてきましたが、大きな壁にぶち当たることも。その一つが、空き家の状態が悪すぎること。築年数が30年以上、空き家期間が10年以上の物件が過半を占め、住めるようにするには改修費用が掛かり過ぎるケースが多いのです。
空き家画像

空き家の建築時期

龍郷町調べ、平成30年

空き家期間

龍郷町調べ、平成30年

奄美群島は自然豊かで、台風銀座でもあります。毎年通過する台風は容赦なく、空き家にも風雨をもたらします。改修を怠ると、屋根に穴が開き、シロアリが食い尽くし、植物が茂り、いずれは森に飲み込まれます。

規格住宅が出来るまで

「リーズナブルな家が出来るなら空き地を減らすことはできるかも!」
全ての空き家を再生することはできないし、高い修繕費を使ってまで住める家に再生することに疑問を持ち始めた私たちは、内地では当たり前にある規格住宅を考え始めました。
奄美群島の家は新しかろうが古かろうが一点もの。昔は集落の人達が協力して家を建て、プロの大工さんが活躍するようになってからも注文建築が常識。なので、出来合い住宅は公営住宅以外存在しません。
「同じ仕様の家を建てることで、高い修繕費よりも安上がりに新築できるかも。」こうして、私たちは規格住宅を模索することになりました。「誰のための規格住宅?」
奄美群島の家々は、もともと大家族が住むための家が多く、大きな家が多いです。広い空き家となると、当然、改修費が嵩みます。一方、奄美群島に住みたい人たちは、シングルやカップルの若い世代が多いですが、この人達に適した家はほとんどありません。
子どもや就労世代の人口獲得を目的としてファミリー層に定住支援住宅等の公営住宅を準備している自治体は多いですが、ファミリー以外の人達にはほとんど支援策がありません。
私たちは規格住宅のモデルハウス建築と言う無謀とも言えるプロジェクトを開始しましたが、不動産建築に対する助成はないに等しいので、全額借入で建設することを選択しました。おのずと予算に限界があります。
「予算がないということは建築面積も狭い。ならば、最も住宅困窮者となるシングルやカップルの人達が喜んで滞在できる、住める家を作ろう!」
こうして、コンパクトな規格住宅のコンセプトが固まりました。

match guest houseの建築コンセプト

  • 建設コストは設計込で800万円
  • 同じ設計仕様なら、同じ金額で建設できる
  • コンパクトだからと言って、暮らしにくい家にはしない
  • 「この家に住みたい」と思う人には、同じ仕様を提供する

”めざせ800万円住宅!”は実現できました!

設計・監理担当:株式会社酒井建築事務所
施工担当:有限会社アオイホーム

せっかく作った規格住宅なので、関心のある人たちにゲストハウスとして、ご利用いただくことにしました。「建てたい!」と思う方はもちろん住み心地を体験して頂き、「田舎の集落に興味があるけれど、いきなり住むのは・・・」と思う方にはシマライフを体験して頂きたいと思っています。

~規格住宅販売~

建設工事費は約800万円(税込)

 

※資材が急騰しています。現在の工事費はお問合せください。

※地盤調査費、地盤改良工事、浄化槽設置工事、造成・外構工事、各種引き込み工事、家具家電は含んでいません。
※奄美大島の龍郷町、奄美市名瀬、奄美市住用、奄美市赤木名以南の笠利町以外の地域は、別途見積もりとなります。
※建設地が都市計画区域内の場合は、別途確認申請手続きが必要となります。

住宅建設でのお問い合わせはこちら

 

客室・設備 – guest room/facility –

 

仕切りのないワンルームのゲストハウスです。
コンパクトなゲストハウスですが、4メートル近い天井高、白を基調とした内装が広々とした空間を生み出しています。

リビング

<設備>ソファ、本棚
※テレビはありません

ダイニングキッチン


<設備>カウンターテーブル、椅子2脚、冷蔵庫、電子レンジ、ガスコンロ(2口)、調理器具、食器、エアコン
※テレビはありません

寝室

<設備>ベッド(板張り)、寝具、エアコン、収納ボックス、ハンガー

水回り


<設備>シャワー、トイレ、洗面台、洗濯機、掃除機、タオル、ドライヤー、洗濯ネット、洗濯ピンチ
※シャワーのみです。
※水回りと寝室の仕切りはカーテンとなっています

アメニティ― – Guest room/Amenities –

 

▪ 販売アメニティ/ paid amenities 単価/Unit Price ※Tax included
6泊未満
2~5nights
6泊以上
6nights~
洗濯用洗剤/laundry detergent ¥50 ¥50

▪ 貸出備品/ rental amenities 単価/Unit Price ※ Tax included
6泊未満
2~5nights
6泊以上
6nights~
フェイスタオル/face towel 100円/枚 free
バスタオル/bath towel 200円/枚 free
小型扇風機/small fan free free
物干し/clothesline free free
−Kitchen Amenities−
土鍋(大・小)/clay pot(large,small) free free
吸い殻入れ/ashtray free free
トースター/ toaster ¥1,000 free
炊飯器/rice cooker ¥1,000 free
バーベキューセット(炭、バーナーはありません)/
barbecue set(except charcoal,gas burner)
¥1,000 free
自転車(先着1台)/bike(only 1 available, FCFS) ¥1,000 free
電動アシスト付き自転車(先着1名)/(E-bike(only 1 available, FCFS) ¥2,500 3,000
折りたたみ椅子(最大6脚)/camp chair(up to 6) ¥100 free
−Business Amenities−
プリンター(先着1台)/printer(only 1 available, FCFS) ¥2,000 ¥1,000
プリンター用紙10枚/10 sheets of printer paper ¥40 ¥20
外付けモニター23インチ(先着1台)/
external 23inches monitor(only 1 available, FCFS)
¥4,000 ¥2,000
キーボード・マウス(先着1台)/
keyboard・mouse (only 1 available, FCFS)
free free
USB接続外付けグラフィックアダプター/
external USB connection graphic adapter
¥500 ¥500
AUKEY USB充電器  ACアダプター 5ポート/
AUKEY USB charger, 5port AC adapter
free free
延長コード(3m)/extension cord(3m) free free
HDMIケーブル(1.5m)/HDMI cable(1.5m) free free
ユーザーガイドをお読みいただき、楽しく快適にお過ごしください。

お電話での問い合わせ:070-6656-0278(佐藤)

宿泊料金 – accommodation fee –

 

  • 定員2名/棟
  • 素泊まり1棟貸のゲストハウスです。
  • 3泊以上からのご利用となります。長期に滞在するほど、お得になります。
  • <strongNPO法人あまみ空き家ラボ~会員専用の宿泊施設となります。
  • 1週間以上の滞在から、週1回、リネン交換、清掃、消耗品補充があります。
  • 非会員の方は、会員登録をお願いします。(年会費5,000円、宿泊日より1年間有効)

-チェックイン  14時~18時-
-チェックアウト 11時まで-

宿泊料金表

キャンセルポリシー

キャンセル日 キャンセル料金
チェックイン日の15日以上前 無料
チェックイン日の14日~8日前 宿泊料金の20%
チェックイン日の7日~3日前 宿泊料金の30%
チェックイン日の2日 宿泊料金の60%
チェックイン日の当日・ご連絡なしの不泊 宿泊料金の100%

アクセス – Access –

 

奄美大島までは飛行機(JAL/Skymark/peach)かフェリーを利用します。詳しくはこちら
大島までの交通手段

奄美大島の奄美空港、名瀬港のいずれからも車で約30分です。
送迎はありません。
レンタカー利用が便利です。
バスでの移動も可能ですが、龍郷集落までの直通バスはなく、便数も少ないです。
所在地:

鹿児島県大島郡龍郷町龍郷字港271

【レンタカーをご利用の場合】
奄美空港からは、国道58号線を名瀬方向に向かい、龍郷役場前の三差路交差点を右折、県道81号線を龍郷集落まで直進します(車で約30分)。【バスをご利用の場合】
奄美空港から、名瀬方面に向かうバスに乗車、龍郷役場前で乗り換えとなります。最寄りのバス停は、本龍郷(ほんたつごう)か龍郷入り口となります。バスの詳しい情報は、しまバス(☎0997-52-0509)にご確認ください。

龍郷集落内は下記マップをご覧ください。



-お客様の声 review-

新築だけあって、とにかく外観も室内もキレイです!
女子的に嬉しいのが、用意されているアイテムに清潔感があり、安っぽくないこと。 ハンドソープや、洗剤、珪藻土のバスマット、食器や、その他の小物。
どれをとっても、キレイでスタイリッシュで、満足して泊まることができました。
あと、窓が見た目以上にたくさんあり、しっかり風が通るので気持ちがよかったです。
マッチハウスがある龍郷地区は、奄美の中心街の名瀬や、2番目に栄えている古仁屋の雰囲気とはうって変わり、自然豊かな海と山を感じられるエリア。
正直、虫が出ないか心配していましたが、10月だったからか、全然出ずに快適に過ごせました。
泊まった時がちょうど「種下し」という豊作を願うお祭りだったため、地元の方とたくさん地元の方とたくさん交流が出来、【観光】とは一味違う奄美を体験させていただきました。
オーナーさんも優しく面白く、龍郷のお勧めをたくさん教えてくれます! 来年はもっと長期間宿泊したいです。
(30代女性のお客様)
静かな集落の中で、夜は満天の星空。
ゆったりとした時を過ごせる場所で、ハウスもとても綺麗。
着替えと食材、お酒だけ持っていくと、あとは全部備えてあるので、ハウスの外テーブルで島のいい風を感じながら食事が出来ました(^^)
(40代カップルのお客様)
白基調の壁、木の質感がある柱、吹き抜けの天井のせいか、小さい空間ながら居心地が良かったです。寝室とトイレ、シャワールームがカーテン一枚仕切りで、もう少しプライバシーが保てたらと思いますが、1人、2人で泊まることを考えると、そこまで気にはならないかと思います。ベッドの寝心地が大変よく、あわや寝すぎるところでした。広い庭でBBQや星空を堪能できるのがよいですね。
(40代男性のお客様)
オーナーの、女性ならではの心配りが嬉しい空間。集落の中で静かに過ごしたい、集落の生活を垣間見てみたいという方にお勧めですよ。夜は星空の近さ、早朝から聞こえるご近所さんの活動的なにぎわいは、自然と健康的な暮らしを体感できます。
(40代カップルのお客様)

–>

龍郷集落- Tatsugo Village –

龍郷湾に面した集落で、「ほんたつごう」とも呼ばれます。約110世帯、240人が暮らす小さな集落で、龍郷小学校があり、20名超の児童が学んでいます。夕方になると、にぎやかな子供たちの声が聞こえてきます。

西郷隆盛が島妻の愛加那(あいかな)と暮らした謫居(たっきょ)があり、大河ドラマ「西郷どん」(2018)の放映後は観光客の姿も良くみられるようになりました。

普段は静かな集落ですが、集落民がほぼ全員揃って行う集落行事があります。月に1回の集落清掃以外に、正月行事、小学校の運動会、敬老会、6月下旬の浜おれや10月下旬の種おろしなどがあります。

種おろしとは、奄美大島北部の五穀豊穣の行事で、北部一帯の全集落で開催されます。翌年の豊作を祈願するとともに、1年間の締めくくりとして各家庭を踊り浄め、繁栄を祈る行事で、チジン(太鼓)にあわせ、男女が交互に唄を交わしながら踊ります。龍郷集落では種おろしは2日間に渡って開催されます。昔は、各家々を1軒1軒回って夜通し踊り明かしていたようですが、今は6時30分くらいから夜中まで踊ります。今でも、郷友会の人達が駆け付け、観光客が飛び入り参加し、1年で一番賑わう日となります。

龍郷集落の背後の森には「龍郷自然観察の森」があり、頂上のドラゴン砦(展望所)からは、360°のパノラマビューが望めます。晴れている日は、エメラルドブルーの美しい龍郷湾と龍郷集落が一望できます。

龍郷湾に面した集落で、「ほんたつごう」とも呼ばれます。約110世帯、240人が暮らす小さな集落で、龍郷小学校があり、20名超の児童が学んでいます。夕方になると、にぎやかな子供たちの声が聞こえてきます。

西郷隆盛が島妻の愛加那(あいかな)と暮らした謫居(たっきょ)があり、大河ドラマ「西郷どん」(2018)の放映後は観光客の姿も良くみられるようになりました。

普段は静かな集落ですが、集落民がほぼ全員揃って行う集落行事があります。月に1回の集落清掃以外に、正月行事、小学校の運動会、敬老会、6月下旬の浜おれや10月下旬の種おろしなどがあります。

種おろしとは、奄美大島北部の五穀豊穣の行事で、北部一帯の全集落で開催されます。翌年の豊作を祈願するとともに、1年間の締めくくりとして各家庭を踊り浄め、繁栄を祈る行事で、チジン(太鼓)にあわせ、男女が交互に唄を交わしながら踊ります。龍郷集落では種おろしは2日間に渡って開催されます。昔は、各家々を1軒1軒回って夜通し踊り明かしていたようですが、今は6時30分くらいから夜中まで踊ります。今でも、郷友会の人達が駆け付け、観光客が飛び入り参加し、1年で一番賑わう日となります。

龍郷集落の背後の森には「龍郷自然観察の森」があり、頂上のドラゴン砦(展望所)からは、360°のパノラマビューが望めます。晴れている日は、エメラルドブルーの美しい龍郷湾と龍郷集落が一望できます。


小学校の運動会は集落総出です

運営者・お問合せ

 

名称 特定非営利活動法人 ねりやかなやレジデンス
NPO Neriyakanaya Residence (NPO-NR)ねりやかなやとは、奄美の方言で「海のかなたの楽園」を意味します。
住所
〒891-9112 鹿児島県大島郡和泊町和泊121-1
設立 2017年7月20日
ホームページ https://npo-nr.org/

 




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