沖永良部島にある農業アルバイト女子向けのシェアハウス『あまた』
多くの農家が農繁期を迎える1月~3月になると、島外から来る農業アルバイトさんたちが滞在します。
晴れた日は基本農作業があります。
雨の日でも倉庫でできる選別や出荷作業があり、残業もあります。
※2週間休みなしの農家もあります。気にせずに「休ませてください」「今日は○時に上がらせてください」と伝えるコミュニケーションが必要です。アルバイトが終わる時間に空いているスーパーはドラッグストアとコンビニくらいですので、食材調達のためにも定期的に自ら休みをとりましょう。
そんなアルバイトさんの一日は、天気予報チェックから始まります。
~07:00 起床
※6時頃からカタカタ音がし始めます。聞くと、「手のひらの筋肉痛が痛くて目が覚めてしまうんです。」と。
07:00 天気予報チェック
※天気予報を見ながら、今日はこの時間にこの作業をするんだろうな~と心づもりをします。
07:05 かわるがわるキッチンを使って朝食やお弁当の準備
※翌日の天気予報が雨なので休む気満々でいると、農家さんから朝早くに「今日は、作業します。」とLINEが入ることもあります。そう、島の天気は目まぐるしく変わるのです。
前の夜に作った夕食のおかずの残りをごはんと一緒にお弁当箱に詰めるアルバイトさんたちは、こんなときに備えて買ってあったカップラーメンを持っていきます。
ちなみに、農家さんが500円でお弁当も用意してくれます。
07:15 各々朝食タイム
07:30 作業着に着替え、歯磨きして、鏡の前で身だしなみチェック
※洗濯した作業着が乾ききらない時は、シェアハウスにみんな共有の替えのやっけ(作業着)や長靴があるので、お使いください。アルバイトさんたちは、倉庫のやっけを物色しながら「古着屋みたーい!」と朝からきゃっきゃ、きゃっきゃいいながらやっけを選びます。
07:45 しゅっぱーつ!
※車は、農家さんからの貸与です。
08:00 農家さんの倉庫に到着
※タイムカードが準備されている農家さんもあります
08:10 ハイエースに技能実習生を乗せ、みんなで畑に出発!
※農家さんもその場所を忘れることがあるという100枚を超える畑。海外から日本にやってくる技能実習生は正確に畑の場所を記憶し、運転手のアルバイトさんに伝えます。
※ベトナムや中国などから日本に農業研修のために来ている技能実習生がいる農家も10軒を超える沖永良部島。かたことの日本語ですが、時事問題を語りあうこともあるそうです。
※大規模農家になると、農家さんはあちこちの畑をまわるので、農作業の指導は先輩スタッフである技能実習生。見よう見まねで作業がかたちになっていきます。
10:00 休憩
※大半の農家はジュースなどの飲み物と軽くお菓子を用意してくれます。
※作業中のトイレは畑の脇の草むら。
12:00 倉庫に戻ってお昼ご飯
※農家さんやスタッフと一緒。ニワトリや猫たちもやってきます。流石にトイレは室内です。この時間を使って倉庫のWIFIで、LINEチェックやニュースチェック。
※近くの無人販売所で野菜をゲットすることも。
13:00 ハイエースに技能実習生を乗せ、またみんなで畑に出発!
15:00 休憩
※大半の農家はジュースなどの飲み物と軽くお菓子を用意してくれます。
※もちろん作業中のトイレは畑の脇の草むら。
17:30~19:30 最後に倉庫の片づけをして作業終了
※「本日の作業はここまで」というアナウンスがない農家さんもあります。その日の収穫量や出荷量、出荷期日でなんとなく決まります。技能実習生は、毎晩21時頃まで作業しているそうです。終わりの時間を昼食時に農家さんに確認することが大切です。
無事帰宅し、外の水道で土を流し、当番制で湯船にお湯をはります。順番にお風呂に入りながら、お風呂待ちのみんなは晩御飯づくり。明日のお弁当の分まで作ります。
洗濯したり、youtube見たり、本を読んだりしながらくつろいでいる日もあれば、今日の作業はこうしたほうが効率的だったとか、明日の作業はこうしようとか議論する日もあります。
21:00 就寝
22:00 消灯
作業日はこんな毎日の繰り返し。
お休みの日は布団を干したり、海に出かけたり、おいしいカフェを見つけては食べにいったり、島を満喫。
でも、休みの日って雨が多いですよね…。
アルバイト期間が終了したら、島に来て知り合ったお友達と釣りしたり、ダイビングしたり、ちょっと隣の与論島にいってみたりしたいと思いまーす!
ということのようです。
❖お問い合わせは下記まで
あまみ空き家ラボ(担当:佐藤)
MAIL info@npo‐nr.org