ゆっくりとシマを堪能するための1棟貸のゲストハウスmatch guest houseは、奄美大島北部の龍郷(たつごう)集落にあります。
龍郷湾に面した集落で、「ほんたつごう」とも呼ばれます。約110世帯、240人が暮らす小さな集落で、龍郷小学校があり、20名超の児童が学んでいます。夕方になると、にぎやかな子供たちの声が聞こえてきます。
西郷隆盛が島妻の愛加那(あいかな)と暮らした謫居(たっきょ)があり、大河ドラマ「西郷どん」(2018)の放映後は観光客の姿も良くみられるようになりました。
普段は静かな集落ですが、集落民がほぼ全員揃って行う集落行事があります。月に1回の集落清掃以外に、正月行事、小学校の運動会、敬老会、6月下旬の浜おれや10月下旬の種おろしなどがあります。
種おろしとは、奄美大島北部の五穀豊穣の行事で、北部一帯の全集落で開催されます。翌年の豊作を祈願するとともに、1年間の締めくくりとして各家庭を踊り浄め、繁栄を祈る行事で、チジン(太鼓)にあわせ、男女が交互に唄を交わしながら踊ります。龍郷集落では種おろしは2日間に渡って開催されます。昔は、各家々を1軒1軒回って夜通し踊り明かしていたようですが、今は6時30分くらいから夜中まで踊ります。今でも、郷友会の人達が駆け付け、観光客が飛び入り参加し、1年で一番賑わう日となります。
龍郷集落の背後の森には「龍郷自然観察の森」があり、頂上のドラゴン砦(展望所)からは、360°のパノラマビューが望めます。晴れている日は、エメラルドブルーの美しい龍郷湾と龍郷集落が一望できます。