宮古島に永住を考えていらしたYさんファミリー。
移住して2年とたたないうちに不動産バブルが到来。
中古物件の売買価格は一気に跳ね上がり、数百万の価値だった物件が2千万円近くにまで上昇するということもあるのだそうです。
奄美の不動産事情を知りたいと、NPOの空き家見学にお申し込みいただきました。
新築も検討しているということで、土地の相場、新築の相場などについて、地元の不動産会社にお伺いし事情を教えていただきました。
▼奄美大島北部の土地相場
龍郷町は奄美群島で唯一路線価が上昇している地区で、役場周辺の瀬留(せどめ)集落は1坪7万円が相場になりつつあるそうです。
龍郷のリゾート地芦徳(あしとく)集落の海岸沿い、戸口集落のアオン(アヒン)
国道から内陸部に入ると1坪5万円前後。
さらに国道を離れると1坪2~4万円前後。
※市街地周辺の住宅地は、20~40万円程度が相場です。(NPO独自調査)
▼奄美大島南部(古仁屋)の土地相場
古仁屋は平地面積が狭く、売地はなかなか出てこないそうです。
少し離れた瀬久井(せくい)あたりに売地が出ることがあって、1坪15~20万円。
※古仁屋から離れた嘉鉄(かてつ)や清水(せいすい)集落でも売地は出はじめています。
当NPOでは、毎月1回、地元紙に掲載されて不動産広告物件を紹介しています。坪単価も掲載していますので、参考にしてください。
▼宮古島の新築物件が高額になるわけ
2017年に隣の下地島の空港が運用開始になり、いきなり不動産バブルに突入。
奄美大島では大工らの日当が1.5万円程度なのに比べ、宮古島では3.5万円が日当相場になりつつあるのだそうです。
もちろん資材も奄美大島より高いので、同じ設計図面であったとしても2倍以上の新築コストがかかる可能性もあるようです。
ちなみに、今回お話をうかがった設計会社兼不動産会社では、2,000万円台~3,000万円でファミリー向け(40坪程度の家/坪単価約60万円)の木造住宅が建てられるそうですよ。
※2020年6月14日時点の情報です