下水道がないのに合併処理浄化槽設置整備事業補助金が使えない?

2020年6月5日

奄美市の下水道処理は、主に下水道、合併浄化槽の2種類があります。

下水道が未整備であったり、合併浄化槽が設置できない狭い敷地では、単独浄化槽や汲み取り式トイレのままの家もみられます。

NPOの新たなサブリース物件は、移住者の人気集落トップ3に入る用安地区にある空き家歴20年超の物件。

もちろん、トイレは汲み取り式。

下水道が通る集落では下水本管まで接続し、下水道がない集落は汲み取り式から合併浄化槽に転換するのが一般的。

しかし、奄美市に問い合わせると、用安(ようあん)地区は、合併処理浄化槽設置整備事業補助金は対象地区外であることが判明しました。
※奄美市で合併浄化槽設置整備事業補助金が使えるのは、名瀬地区:小宿・崎原など、住用地区:山間以外、笠利地区:川上・和野・節田・平・土浜・喜瀬・打田原・前肥田・手花部など

笠利町の赤木名地区と用安地区は、現在、下水道敷設整備が進められているため、敷設完了後に各世帯が下水道管に接続することになります。

用安地区は、敷設完了が令和5年=3年後!!!!

どうしても水洗にしたい場合は、自己負担で合併浄化槽を設置することになります。古い汲み取り式トイレを塞ぎ、新たな場所に水洗トイレと合併浄化槽を設置します。

古いトイレを塞ぐ費用や新しいトイレ設備を含めると80万円~100万円ほどかかるのではないかと思います。
※設置業者は、各自治体の担当課にお問合せ下さい。

奄美群島12市町村の下水道についてはこちら(奄美群島への移住情報サイトねりやかなやHP)