\新しくても古くてもかかる費用は同じ?/

2022年3月26日

「この空き家はボロボロだから、家賃はタダでしょ」と思われがちですが、違います。

NPOのサブリースの場合、大家さんに必ず火災保険に加入いただきます。シロアリ駆除もなるべくお願いしています。
①火災保険
大家さんが建物にかける火災保険は、構造と面積で決まります。
そして鹿児島県が保険料率がどんど上がっています。
どんなにボロボロでも、評価額は下がりません(一定の率まで下げることはできます)。
⇒30坪(約100㎡)で年間6~8万円がかかります。もっと安い保険もあります。
⇒月額約6,000円。

②シロアリ駆除
シロアリの被害状況、現在進行形かどうかによって変わりますが、業者にお願いすると1坪あたり税込み約8,000円~18,000円ほどがかかります。
⇒30坪(約100㎡)で24万円(5年保証)。
⇒月額約4,000円
写真の説明はありません。
シロアリ被害にあった柱


③税金
これに年間数千円から数万円の固定資産税がかかります。自治体によって評価がかなり異なるため、同じように見える物件でも、ある自治体では5,000円なのに、隣の自治体では20,000円もかかっていることもあります。
家がどんなにボロボロになっていても、貸すとなると大家さんが負担する経費は月額10,000円以上になります。

なので、ボロボロに見えても家賃もそれなりになりにかかります。

逆に安いということは、そうした費用を一切入居者が負担するということですので、家を借りるときにはこうした費用のことも念頭に置きましょう。
ほかにも、ちょっとしたがれき処分借家人賠償保険浄化槽清掃費など思わぬところで費用が発生しますから、気を付けましょう。