移住体験ツアーin奄美大島南部 3日目 大和村

2020年2月17日

移住体験ツアーin奄美大島南部コース3日目。

ツアー最終目的地の大和村に到着しました。

大和村は、東シナ海に面した村で、11の集落に人口1,400人が暮らしています。

大和村も数年前までは、ほかの自治体と同じように、『住みたい人がいて、空いている家があって貸してもらえない』状況が続いていました。

しかし、一定の条件をクリアした空き家については村が購入し、リフォームして貸し出しはじめたところ、徐々に物件が増えてきたようです。

ツアーでは、今里(いまざと)から津名久(つなぐ)にかけて、集落内の施設や、行事ごと、青年団活動なども教えてもらいながら、数軒の空き家を見せていただきました。

250人が暮らす村で3番目に大きな名音(なおん)集落は、商店が2つと漁師の鮮魚店があり、青年団主催のイベントも盛り上がる集落で、最近は若いUターン者が増加中であることや、

畑も一緒に管理してほしいというオーナーさんもいます

村で2番目に大きな大棚集落は、奄美大島で一番古い集落立の株式会社の商店があることや、村にひとつの診療所には毎週決まった日にほとんどの高齢者が集まり、お互いが「元気だった?」と確認し合う光景がみられることなど、集落の暮らしが目に浮かんできます。

昔の家は天井が低いものが多いです

これから手を入れる物件がほとんどでしたが、状態の良い空き家が多くみられました。移住したい人の多くは、道具さえあれば自分で手直ししよう!と思えるレベルです。

観光スポットにも立ち寄りながら、大和村の一番名瀬寄りの国直(くになお)へ。

名音トンネル入り口の徳浜の断崖(とくばまのだんがい)高さは170メートル

国直は、集落住民がみなで集落の未来のために意見を出し合い、それをかたちにしている集落。

そんな国直集落を、大和村集落まるごと協議会の事務局、NPO法人TAMASU代表、生まれも育ちも国直集落という中村修さんに案内いただきました。空き家についても語ってくれました。

いまは少なくなったフクギ並木は集落住民の意思で残しています
昔、穀類などを保存していた高倉
バス停に掲示された住民が考えたローカルルール
住民みんなで作った集落マップ
切り干し大根の風景もあちこちで見られます
国直の浜は夕方の寄り合いの場でありウミガメの産卵地でもあります

国直集落のすごさを実感したプログラムでした。

最終日は、目の前が国直の浜という絶好のロケーションにある「民宿サンゴビーチ」に宿泊。夕食には、今里集落に4年前に家族で移住したOさんと、3年前に移住して一児の母となったももさんに同席いただき、島での暮らしを語っていただきました。

同じ大和村なのに集落が違えば文化も違う。Oさんとももさんが、お互いにお互いの集落の文化の違いに驚き、また、満足や不満があったりするけれど、そのとらえ方も千差万別であることが実感できた時間でした。

サンゴビーチ特製イセエビ鍋

 

参加者の福士様から感想をいただきました。

”移住体験ツアーでは大変お世話になりました。
個人旅行では体験できない数々の工程を組んでいただき、
たくさんの方と知り合い、
島のことや人のことを学び、
移住するための、した後のノウハウを得ることが出来ました。
100%移住するとは言えませんが、
今回の旅でますます奄美を好きになったのは確かです。
大切な時間や出会いを提供してくださり、
本当にありがとうございました!”

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移住は人生の大きな決断です。
いろんな価値観を持つ方に話を聞き、いろんな場所をめぐり、一度立ち止まって考えてみることも必要です。
ロケーションだけで家を決めていませんか?
観光で行ったときにとても好きになった場所だからって決めていませんか?

NPOでは、奄美群島のことをもっともっと知ってもらって、好きになって、納得して移住してもらえるよう、お試し暮らしできる宿をご用意しています。
是非ご利用ください。

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♪♪滞在施設運営中♪♪
コンパクトな規格住宅モデルハウス兼ゲストハウス
matc guest house(奄美大島/龍郷町龍郷)
https://npo-nr.org/match_guest_house/index.html

しま暮らし体験ハウス「なかほ」(奄美大島/龍郷町戸口)
https://npo-nr.org/guesthousenakaho

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1組限定の移住体験ツアー毎月開催中♪

NPO法人ねりやかなやレジデンス
メール:info@npo-nr.org
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スギもヒノキの花粉もない奄美へGO!