2020年2月22日~24日、本場奄美大島紬の産地、鹿児島県奄美大島で本場奄美大島紬職人体験ツアーが開催されました。
6組7名中、4組4名が初めての奄美大島ということで、大浜海浜公園にご案内。
海洋展示館では、島の暮らしなども学びました。
夜は、移住歴40年というベテラン織り職人のTさん、移住7年目のハングリーな織り職人Mさん、大島紬を残し技術を守りたいと織りから締め機の職人に転向した締め歴1年のKさんの3名の先輩移住者からリアルな移住体験談や職人としての苦労話、”好き”がすべての原動力という話を聞きながら、職人や移住への憧れが少しずつ現実へと変わっていった夜でした。
参加者からは、次のような感想をいただきました。
「製法がきちんと守られていて、染めの回数や締機は初めて知りました。名前は知っていても詳しくしるきっかけやあんなに細かい柄を作るのにどれだけ大変なのか知ることができました。」
「素晴らしい技術を後世に残すべき伝統だと思いました。ただ100年先まで残そうとするなら、“キモノ”という枠にとらわれない色々な変革が必要かもと思いました。」
「奄美の移住を考える上で参考になることが非常に多く、大変有意義でした。」
「とにかく手間ひまがかかる。後世に残すべき資産だとは思うが、賃金がみあっていないのでやりたいという気持ちはあっても現実には厳しい面があることを知りました。」
「初・奄美なのでこれからも休みがとれれば来たいと思います。何回か来てみて頑張れそうなら将来的に移住も視野に入れようと思います。」
ほとんどの方が、また奄美大島にまた来たいという感想を持って帰路につかれました。
今回の参加者がいつか職人として奄美で暮らしていけるように、そして本場奄美大島紬の産地として維持するため、職人で生計を立てられる環境づくりが急務だと受け入れ側一同あらためて確認したツアーとなりました。
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1組限定の移住体験ツアー毎月開催中♪
NPO法人ねりやかなやレジデンス
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スギもヒノキの花粉もない奄美へGO!