3月14日~16日、移住体験ツアーin喜界島を開催しました。
東京から、お母さんと中学生の娘さんが参加。
奄美大島には何度も行ったことがあるけれど、喜界島は初めてというおふたり。
小さな空港が出迎えてくれました。
夕暮れ間近のこともあり、空港周辺を散策することに。
ガイドは、South ︎Beats(サウスビーツ)の種田宗一郎さん。
海外を旅し、日本をバイクで一周しながら仲間をつくってきた強者。
多くの人に島の魅力を伝えたいと、ガイドになるため島にUターンしてきました。
そんな種田さんにまずは、島を代表するスギラビーチを案内してもらいます。
説明する間もなく、娘さんは、鳥になって大はしゃぎです。
続いて、ウミガメを見ようと漁港へ行ってみると…
なんと漁師に遭遇。
コバルト色の模様がついた魚や青肌の魚に、言葉に詰まるふたり。
「お・い・し・い・の??」
南の島ならではの洗礼を受けました。
その後は、スーパーに並ぶ商品や値段をチェックしながら、今夜の食材を調達。
みたことのない大きさと硬さの島豆腐にびっくり。

手久津久(てくづく)集落にある巨大ガジュマルに立ち寄って、

初日の宿泊地、花良治(けらじ)集落に到着。
花良治しまぐらし体験ハウスは、2014年にオープンした、空き家再生ゲストハウス。
元気をなくしつつある集落の生く末を危惧した若者たちが中心になって、ゲストハウスのコンセプトづくりからスタート。
自分たちで家を改修してゲストハウスとして蘇らせました。

部屋の壁には、宿泊客からの寄せ書きがびっしり。
たくさんの思い出が詰まった宿でした。

夕食は、花良治集落の方々との懇親会。
人口100人を切った集落から、なんと20人を超える方が参加。
懇親会スタートの2時間前から、会場の公民館に顔を出しては、「まだ来ないの?」と聞く集落の子供たち。
ツアーに参加する中学生の娘さんを、みんな心待ちにしていました。
娘さんが登場するなし、一瞬で意気投合した子供たち。
さっさと食事を終えると、夜の集落を探索したり、好きな漫画の話題で盛り上がったり、少ない時間を思いっきり楽しんでいました。
大人たちは鍋をつつきながら島談義。
「島にふたつしかない小学校。1校は50人の新一年生がいるのに、花良治集落の子供たちが通う小学校は6人になっちゃった。」
「長く島を離れているとUターンもIターンも同じ。小さな島のコミュニティに馴染むには、それなりに時間がかかるよ。」
「サンゴ研究所のサマーキャンプに参加した家族が移住してきたよ。」
参加者は、ローカルな話題をたくさん入手。
そして嬉しいことに「明日、集落を案内しようか?」「ブロッコリーの収穫する?」といろいろ声をかけていただきました。
「ぜひ、お願いします。」とお願いし、一日目が終了。