梅雨真っただ中の6月15日、奄美大島で移住体験イベントを開催しました。
例年なら梅雨真っただ中でエアコンの除湿が恋しいはずなのに、今年は空梅雨。今日も、ときたま土砂降りに会ったけど、晴れ間が多い一日でした。
参加いただいたのは30代の男性。家族で移住希望。
まずは、移住者夫婦が運営する、2018年10月にオープンしたばかりのゲストハウス手広BeachBackpackers。
購入した空き家を、オーナー夫妻がDIYで仕上げたゲストハウス。
目玉はこちら!
大きなガジュマルの木に手作りの見晴らし台。
空き家の購入方法、実際に稼働するのかなど、奄美でゲストハウス運営を考えている参加者にとてもためになる話を聞くことができました。
その後は、住宅の家賃相場を紹介しながら、龍郷町の空き家を見学。
自分の思い描く物件はどんなものなのか、少しずつイメージが固まってきたようです。
続いて、奄美市名瀬勝(なぜがち)に誕生した、古民家再生ゲストハウス「ハルの家」。
運営:奄美メディアステーション
奄美市の中心から車で20分ほど離れた田園のなかの一軒家。
手広とは違う、1棟貸しのゲストハウスです。
耳を澄ますと、川のせせらぎや「キュルルルルルルー」というリュウキュウアカショウビンの鳴き声が聞こえてきます。
越冬するリュウキュウアサギマダラも近く見れるそうです。
なんて贅沢なゲストハウス。
川遊びもできますよ~
空き家をひとりで改修した同社専務から、ゲストハウスのコンセプトや改修ノウハウ、意外と知らない簡易宿所の許可申請方法などをうかがいました。
いま簡易宿所を準備中のNPOも、とっても参考になりました。

ラストは、リタイヤした移住夫婦が経営するゲストハウス「結の家」。
今日はたまたま集落の浜で伝統行事の「浜おれ」が行われているというので見学へ。
※浜おれとは、初めて3月3日、5月5日の節句を迎える子供たちの無病息災をお祝いする行事。旧暦の3月3日と5月5日に開催されます。
海で遊ぶ子供たち、見守る大人たち。
舟こぎ競争の熱戦。
「まだ人のつながりが残ってるなんて、羨ましいです。」と感慨深げな参加者。
結の家に戻り、先輩移住者とご対面。
移住十数年目の長谷川雅啓さん。
ガルフブルーカヤックスのカヤックガイドさん。
未就学児2人を持つお父さんという同じ境遇で移住した長谷川さんの話は、人との付き合い方で仕事もなんとかなることなど、彼の不安を吹き飛ばすものでした。

参加者からは、
「特によかったのは、物件ツアー。実際に見る事で物件の状態を確認でき、イメージが固まりました。また、先輩移住者の方のお話を聞いて、仕事や地元の方とのふれあいかたなどを知る事が出来て、生活していくことが出来そうだと思いはじめました。小学校や幼稚園の情報などがもう少し欲しかったです。」
との感想をいただきました。