今回も快晴に恵まれた奄美大島移住体験イベント。
東京と大阪から3名の方にご参加いただきました。
定年後の島暮らしに興味があるとのこと。
いつもより、集落散策や島暮らし体験ハウスが充実したイベントとなりました。
まずは、龍郷町の東シナ海側に位置する円(えん)集落へ。
まずは定番、NPOがDIY中のえんハウスを見学します。
シロアリ被害&隙間だらけの家。

移住したいのに家が見つからず、半年間ここに暮らしていたKさんが、シロアリとの闘い、ネズミとの共存生活など、リアルに語ってくれました。
移住者だけどUターン?Kさんのお宅訪問。
Kさん実は、家族が増えたのでえんハウスから奄美大島の中心・名瀬のアパートに引っ越していました。
しかし、しばらくすると、円集落の区長から「おい、家が見つかったぞ!」と連絡を受けたそうで、つい最近、家族で円集落に戻ってきたのです。
空き家はすぐに住める状態ではなかったものの、集落の青年団のサポートもあり、2カ月ほどで、広ーい縁側と広ーい廊下のあるとっても素敵なおうちに変身。
K夫妻がビフォアー写真を交えて隅々まで案内してくれました。

円集落を散策しようと、家を出ると、なんと1歳半になる息子が突然走り出し、集落案内を買って出てくれました(笑)
のびのび育ってます。
円集落の空き家は、40軒超え。
道沿いから見える空き家は、ほとんとが老朽化。
昨年の台風で屋根が飛んだままの骸骨状態もありました。
Kさんが家探しに難航した理由もみえてきますね~。
さて、円集落を散策した一行は、龍郷湾に面した龍郷集落へ。
まずは、NPOがサブリースを始める空き家を見学。ここもネズミが出没しておりました💦
龍郷集落を散策をしながら新築match guest house(まっちゲストハウス)に向かいます。
おっきなガジュマル
青い実をつけたパパイヤ
おっきな蜘蛛
小道の向こうに見える海
1度は奄美に来たことのある参加者も、集落に入ったのは初めて。
シャッター音がずーっと続きました。
集落散策しながら、空き家見学。
龍郷集落の空き家は13軒(NPO調査)、でも住める状態の家は数軒。
ほとんどが、外壁が外れ、軒下が外れ、屋根がはがれかけています。
家が見つからないのも納得~、と参加者。
でも、家が見つかりにくいって事情ばかりを伝えていてはいけないので、
どうやったら奄美に住めるるのか、
NPOはその答えを、少しずつ増やしているところです。
そのひとつが、match guest house(まっちゲストハウス)。
空き地に新築した、シングルカップル向けのコンパクトな規格住宅。
新築も選択肢として提案します。
また、移住を考えている人に、住む前に、中長期に滞在してしま暮らしを体験してもらうための、1棟貸しの宿としても運営しています。
次に一行が向かったのは、同じように「しま暮らしを体験」できる宿です。

龍郷町中戸口集落にある
なかほは、方言で中戸口のこと。
新築ではなく中古、シングルではなく家族向けの1棟貸しの宿。
近所のおばちゃんたちとの会話がはずむ集落ド真ん中の一軒家で、
集落の人と人とのつながりを肌で感じたい方におすすめです。

そして最後は、奄美市名瀬勝にある ゲストハウス ハルの家
こちらも空き家を改修した1棟貸しの宿。
奄美大島には数少ない田園のなかにある一軒家。
小鳥のさえずりや川のせせらぎをBGMにゆっくりのんびり過ごせます。
近くの河口で夕日を見ながら今日の振り返り。
普段の観光では見れない集落の風景はとても印象に残ったようでした。
夜はいつもの移住者農家つっちぃのお店「創作キッチンbarくらふと」へ。
かなりエネルギーを消費したツアーだったのでしょう。
最後のメニューしょうがのパスタは8人前を5人でペロリと平らげました。
こうしたイベントを毎月開催しています!
詳細はこちらです↓↓↓↓↓↓↓↓
NPO主催「移住体験イベント」