住まい特化ツアー再開~奄美大島北部を案内しました

2020年11月13日

新型コロナ発生以来自粛しておりました、住まい特化ツアーを再開しました。(夜の食事は中止中です)

近く移住希望で、東京都から住まい探しに来られた会社経営者のNさん。
大島紬にも関心があるということで、本場奄美大島紬協同組合で織工養成所の見学からスタート。織工歴半世紀以上というベテランの先生から、織りの魅力を教わります。

その後、本場奄美大島紬のほぼすべての工程に出会うことのできる龍郷町戸口集落を散策。

龍郷町役場では住まいの相談をしてみるも、当初の予想通り家がないという事情を聞かされ、まずはマンスリー住宅などに住みながら家探しすることを決意されていました。
といっても、このマンスリー住宅が少ないのも奄美群島の課題です。

ランチは、移住歴29年目という新井さんが経営するレストランOHANAへ。

移住時の苦労話をたっぷり聞かせていただきました。

購入した中古物件を新井さん自身で内装を手掛けたお店で、プロのDIY職人の技を見ることができます。

ちなみに、トイレは汲み取り式。

といったらツアー参加者は驚きを隠せません。

この写真、どう見ても水洗に見えますものね。

これは簡易水洗トイレといって、下水道などが整備されていない地域で、水洗式トイレに近いかたちで作られた汲み取り式トイレです。

美味しく楽しい時間を後に、奄美市笠利総合支所に向かいます。

担当の泉さんと肥後さんが笠利の集落のお話や、奄美市の住宅支援制度の紹介をしてくださいます。

話がリアルすぎて笑いの絶えない自治体訪問は、ツアーの目玉でもあります。

役所に持ち込まれたハブを保管する施設も見せていただきました。

ハブよりも、「ハブの方はボタンを押してください」のパネルに心つかまれました。

ここでさらに笑いはピークに達します。

健康になれるツアーです。

奄美市笠利町では、これから空き家バンクに登録予定の空き家2軒を見学予定・・・ですが、「奄美の北部だけまだ足を運んでいないんです。」というおふたりの希望に応え、笠利町北部の屋仁、佐仁、用、笠利方面をドライブ。

息を切らせ笠利灯台に上り、絶景を堪能。

あやまる公園で休憩の後、奄美市の空き家バンク登録予定物件を見学。

とにかく、これまでにないハイレベルな物件でした。

何がハイレベルかご覧になりたい方は、是非NPOの住まい特化ツアーにお申し込みください。

最後は、NPOの奄美大島事務所兼DIYハウス「えんハウス」に来所いただき、

奄美の昔ながらの家のつくりや、シロアリの被害などを紹介。

NPOの空き家リース規格住宅なども興味を持たれていました。

NPOのオリジナル規格住宅

無事家が見つかることを願っています。

その後の体験記もここでご紹介できればと思います。